11月4日、中村テスターの夢丸でタチウオを中村テスターが考案したシーグライダー&ライト(ドジョウ)テンヤとサンマテンヤで狙った。
当日は山田さん、有崎さんの女性2名と太刀魚大好き小笠原さん、中村テスター、私の5名で広島港を6時に出船、7時前にポイントに到着。
今回、シーグライダーでの太刀魚釣りが初挑戦となる有崎さんは中村テスター指導のもと、3本を目標にライトテンヤで、私と山田さんそして小笠原さんはサンマテンヤで開始することに。
中村テスターから、タチウオがウジャウジャおるよと開始の合図、皆、一投目からアタリが出る。しかし私は、太刀魚を掛けた瞬間、リーダーからブチ切られ、最悪のスタート。小笠原さんもその後、仕掛けを落しこむ中、何の抵抗も無くラインを切られ、二人で嫌な予感がするね・・・と。
そんな中、一番に釣り上げたのは、有崎さん。見ると、上手にロッドを操っている。釣りの基礎が出来ており、テンポ良い誘い方、合わせも見事なもの。そして、山田さんもタチウオの小さなアタリを捕らえ、巻き合せにより上手にタチウオを掛けている。本当に上手になったと感心する。
その後、ポイントを変わっていくが、この日の太刀魚は手強く、あたっても直ぐに餌を離し、尻尾噛みばかり。そこで、私はメインフック無しで1本針のアシストフックにピンクのタコベイトを着けた仕掛けに変更した。やはり、これが大正解でそこから何とか巻き返すことができた。この日、ずっと悪かったのが小笠原さん!色々、試行錯誤しているが、結果が出ない。まあ、これが太刀魚釣りの面白さであるが、横で有崎さんが、「また釣れた!」と言うのを聞いて、どんどん焦りまくって、悪循環。いつもなら上手に掛ける小笠原さんが、待つアタリでも即アワセして外してばかり。
午後になり、天気予報どおり風が強くなってきた。海も大荒れの気配となり、最終ポイントに入る。そこで、私も最後はシーグライダーによるライトテンヤで挑むことにした。ラインは
DONPEPE8の0.8号、操作性も耐久力も抜群で適度なハリがありライントラブルも少ない。この釣りには、正にドンピシャのラインである。基本的にはシーグライダーが着底してから、直ぐに巻きあげ、棚はリールの回転数により把握はするが、
DONPEPE8の視認性が良いマーカーを目安に釣れる棚で餌となるドジョウやキビナゴをステイさせる。
すると、コッと小さくアタルこともあれば、もたれるようなアタリがでることもある。この小さなアタリを捕らえるのに穂先の感度が良いロッドも必要なアイテムとなる。
当日は、本当にタチウオの活性が悪いためか、餌を動かしてアピールさせないとあたらない状況が続き、また、あたっても餌の先だけをついばんでいるような感じで、いつもなら掛かるアタリもあわなかった。それでも、そこから高速で餌が逃げる状況を演出するとドンと掛かる。パターンを掴んでいかないと釣れない太刀魚は、本当に好敵手であり、面白いターゲットだ。
最終ポイントは、この日釣れるポイントが少ないなか、中村テスターの経験からドンピシャのポイントに入り、アタリは続いた。しかし、海が荒れだし14時納竿。結局、この日のトップは、有崎さん。小笠原さんは最後まで自分の釣りを戻すことが出来ずに終わった。でも、これが釣りの面白さである。初めての人でも大物が釣れることもあれば、数でも一番になることは出来る。自然の中では、皆平等である。
最後にリーダーについて!ライトテンヤではタチウオの歯によるラインブレークを極力少なくさせるため、ゴーセンの
テーパーライン力糸(4or5→12号)15mが必需品となる。そして、リーダーもラインの癖による仕掛けの絡みを避けるため、出来れば、毎回、リーダーを組み直すほうがトラブルも発生しにくく、船上でのイライラは少なくなるのでお勧めする。