ライン(釣り糸)へのこだわり

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素材 ナイロン ポリエステル フロロカーボン PE
名称 ポリアミド ポリエチレンテレフタレート ポリフッ化ビニリデン 超高分子量ポリエチレン
比重 1.14 1.38 1.78 0.97
吸水性(%) 4.5 0.4 0.04 0
あり ややあり ほぼなし なし
風合い 柔らかい 硬い やや硬い しなやか
結節強力
直強力比率

約85%

約90%

約70%

約40%
伸び率(%) 23-25 20-22 20-25 3-5
融点(℃) 215 255 173 148
屈折率 1.53 1.65 1.42 1.51

※1真水の比重は1.00 海水は1.03〜1.04(塩分濃度により異なります。)
※2水の屈折率1.33

・ナイロン・・・柔軟性に富み、リール馴染みがよい。また適度な伸縮性を兼ね備えており、ショック切れが少ない。
・ポリエステル・・・優れた直線性により絡みが少なく、投釣、胴突などの仕掛用ハリスとして使用されます。
・フロロカーボン・・・耐摩耗性に優れ、傷つきにくく耐久性に優れています。また、初期伸度が低く高感度です。
・PE・・・高強力・高感度で吸水・紫外線による強力低下もなく、現在ではあらゆる釣りで使用されています。

私たちゴーセンが"糸のスペシャリスト" を自任する一つの理由として「一貫製造システム」があります。
すべての製造工程を自社内でトータルに手掛けるメーカーは、日本はもとより、世界でもあまり例がありません。
チップ状の化学原料を加工して糸のもとをつくる「原糸製造」、糸にヨリをかける「撚糸加工」、染色やコーティングなどの「化学加工」。
各製造工程で高い技術を駆使し、ゴーセンはつねに高品質な製品をお届けしています。

「紡糸」とは、原料を機械のノズルから押し出して糸状にする、製造の第一段階です。ゴーセンは国内では数少ない「紡糸機」を持つメーカーとして、最初の段階からこだわりを持って、ライン(釣り糸)を製造しています。

20℃・65%

これはゴーセンラインの原料となるナイロン、ポリエステルフィラメントの保管条件を示します。
ゴーセンラインの原料は、この一定条件で管理された測定室で24時間保管後、厳正な製品検査を経て製造工程に回されます。

全数検査

製造されたライン(釣り糸)はボビンに巻かれ、それを全品検査することで安定した品質のライン(釣り糸)供給が可能になります。
数が膨大なだけに検査にも多大な時間を要しますが、生産効率よりも品質へのこだわりを優先しております。

機械と職人の融合

一部の商品ではセンサーによる不良箇所チェックを行い、さらにスプールに巻く際にも職人の手で行う検査工程を設けています。
機械だけでなく熟練した職人の手によって、より安定した品質のライン(釣り糸)供給を可能にしています。

樹脂の選定

何千種類もある樹脂の中から、そのライン(釣り糸)に最も適すると考えられる一つをこだわって厳選し使用します。また、釣人の中には、結ぶときにライン(釣り糸)を舐める人がいます。唾液でライン(釣り糸)をぬらすことによって、 摩擦熱を抑え強く結ぶためです。ですから、ゴーセンはそんな状況も想定し、一部に食品加工にも 使用される樹脂を選定し採用しています。
舐めても大丈夫ですが、だからといって決してライン(釣り糸)は食べないようにお願いします。

樹脂コーティング技術

PEラインは強度と感度で定評を得ていますが、やわらかいため使いにくい面がありました。
ゴーセンは、コーティングの含浸バランスを号数毎に専用設計し、適度なハリを持たせております。

目に見えない程の超極細タングステンワイヤーを特殊製紐機で編組加工することにより、従来の撚り加工では得られなかった耐久性と強度の両立を実現しました。

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