12月3日、ゴーセン中村テスターの夢丸にまだ暗い4時30分に同僚のYさんたちと乗り込み、最盛期を迎えたギンギラのタチウオを夢丸テンヤ(ライトテンヤ)を駆使し狙った。
今でこそ、ライトテンヤによる船のタチウオ釣りのゲーム性が取り上げられてきたが、中村テスターは、もう何年も前から自分でテンヤを作り、試行錯誤しながらこの釣りを作り上げてきた。私はずっと間近で、その過程をみてきたが、本当に凄い感覚の人だと思う。
さて、ポイントに着いたのが5時半、夜明けまでは1時間ある。
夢丸では、まだ他の遊漁船が出ていない時間から、浅場にエサを捕食しに来ているタチウオを狙う。この時間帯は6号程度の軽いテンヤを使い、スピニングタックルで超遠投し、表層近くを探る。そう、オカッパリのタチウオの探り感覚でまずめにかけて活性があがるタチウオの狙うわけだ。
2、3日前に同僚のM君が、オカッパリから同ポイントで朝まずめにラッシュを味わっていたので、期待して表層付近を中心に探るが、この日はアタリすらない。そんな折、同船している長さんが中層から下の棚で40号テンヤを使い、型の良いタチウオを釣り上げ、Nさんとともに調子よく本命を掛けていく。完全に出遅れたが、これもタチウオの面白いところ、その日、その時間で棚とエサ、誘いが合わなければアタリすらない状況に陥ってしまう。
その後、アタリが遠のき、近くの大船団が出来ているポイントに移動する。中村テスターが魚探を見せてくれたのだが、真っ赤で魚か底かわからないほどの魚が集結している。
そこから、更に気合をいれタチウオを誘う。餌も初めて使うパターンを試みたのだが、これが思いもよらないほど当たってしまった。また、私がバシバシ掛けている横でアタリもないと言っていたYさんにもこの日の誘いパターンを教えてあげると、アタリが連発し喜んでくれている。これで、やはり誘いもキモであることを実感した。一人では試せないことも仲間であーだこーだと言いながら検証していくのも本当に釣りを面白くしてくれる。
当日は潮の関係で決して活性が高い日ではなかったが、フォールで見せてのステイで小さなアタリを掛けていき、満足がいく釣りを楽しむことができた。
そして、この釣りの重要なポイントである棚取りは、
DONPEPE ACSのアドバンス・カラー・システムのおかげでスピニングタックルでもストレスなく出来た。最近は、0.6号を主体で使用しているが、強度も全く問題ないので使ってみてもらいたい。