梅雨に入り憂鬱な時期であるが、毎年この時期になると楽しみにしている釣りがある。
それが「梅雨メバル」の船釣りであり、今年も倉橋、鹿島のゆい丸で満喫させてもらった。
この時期にこの海域で釣れるメバルは、脂もよくのっており、釣っても食べても最高であり、メンバー全員、この日を本当に楽しみにしていたのだが、台風8号の影響で一時は諦めていた。しかし、この台風も我が河中親分の強い願いが通じ、殆ど影響もなく最高の釣り日よりとなった。
釣果も、船長のおかげで終始、釣れ続き大満足の釣果となった。
これも、ずっとこの海域で釣りをし、小さなポイントまで熟知している船長の経験と潮の強さ、流れを読みピンポイントで魚が付いているポイントを流す腕があるからであり、本当に船長に感謝である。
私は、今回、土佐カブラ仕掛けとは別に里見メバルを用意して挑んだのだが、どちらの仕掛けも遜色なく良く釣れた。
ゆい丸の船長は年中土佐カブラのみでメバルを釣っているが、ハリスの太さやエダスの間隔等、船長の拘りが詰まっている。本当にいつも安定した釣果を出してくれる。
また、ここ数年使用している里見メバルもサビキの色の組み合わせなど、作成者の拘りが出ている名サビキであり、他のサビキが釣れない中でも良く釣れる良いサビキである。
釣りは、仕掛けも重要だが、繊細な釣りになるほど、ロッド、リール、ライン、仕掛けのバランスが重要であり、魚に違和感を与えない柔軟性と小さなアタリを感じることが出来るロッド、そして、細くても信頼できるラインは、この釣りを大きく進化させてくれた。
今までの船釣りでは、メバルでもPEラインの2号クラスが当たり前であったと思うが、現在では1号から0.6号クラスでの釣りとなった。大鯛を狙うのも0.6号クラスを使用する時代であり、ラインの世界も進化していることを強く感じることができる。
今回、私が使用した
LIGHT TACKLE G♯0.6号も適度なハリと視認性も良く、もちろん強度も申し分ないゴーセンの技術力が詰まった完成度が高い良いラインである。
もう、1ランク号数を下げても強度的には全然問題ないと思う。あらゆる船釣りに是非使ってもらいたい。