今シーズンのタチウオも終わり、現在はオカッパリとボートからのメバリングに没頭している。
私がメバリングを始めてもう何年になるかわからないが、当時はロッド、ワームともオフト製のものしかなく、スクリューテイルクラブを試行錯誤しながら楽しんでいた。今は、ロッド、リール、ジグヘッド、ルアー、ワームなど各メーカーから無数に出されており、未だ進化し続けている。ラインにしてもそうだ。今回使用したゴーセンの
ルミナシャインは、ナイロンラインとフロロラインの中間的な性質を持っているポリエステルラインで、視認性も蛍光色で抜群である。ライントラブルも殆どなく、感度も良く、抜群の進化したラインだと感じた。
今回、その抜群のラインを使い、ゴーセンの中村テスターの夢丸で西山君、村主さんとメバリングを堪能させてもらった。
当日は、ミノーへの反応はいまひとつだったが、ワームとジグヘッドを合わせながら、パターンをつかみ、表層から中層を中心にプリプリに太った良型メバルを掛けていった。特に岸壁際をゆっくり落とし込みながら小さなアタリを捕えると良型が釣れ、強烈な引きで楽しませてくれた。
村主さんは女性の初心者だが、何を釣らせても筋も良く、メバルを上手に掛けている。西山君もバス釣りで磨き上げた腕で
ルミナシャインの特性を生かし、ジグヘッドを変えながら表層や岸壁際を攻め、どんどんメバルを掛けている。
そんな時、中村テスターが村主さんを呼び、スズキを釣ってみんさいとロッドを渡す。すると、見事にスズキを掛け、その引きにビビっている。釣り上げたスズキは50cm級であったが、人生初のスズキを本当に喜んでいた。後日、スズキをどうやって食べたのかと聞くと、自分で半身をコブ締め、半身をムニエルにして最高に美味しかったとのこと。釣りと料理もできる抜群の釣り女子である。
メバリングは、村主さんのような初心者でも気軽に楽しめるが、奥が本当に深い釣り。ロッド、ジグヘッドやルアー、そしてライン、一つのアイテムを変えてみるだけで、釣りを簡単にも難しくすることもできる。正解を見つければ、不正解となるであろうことを試してみる。そうすることで、釣りの奥深さは広がるので、余裕をもって釣りを楽しんでもらいたい。